ダイヤモンドのカットグレードについて？

ダイヤモンドの品質評価基準である4Cの中で重要な
｢Cut カット｣について詳しくご説明致します。

 

ダイヤモンドの輝きの秘密はカット

 

ダイヤモンドとは、どの宝石よりも輝きを放つ世界的にも１番美しいといわれる宝石です。
婚約・結婚指輪といえば、ダイヤモンドという概念は定着しておますが、石言葉の「純真無垢」「永遠の絆」「純白」より結婚や恋愛などの宝石として定着してる理由の一つになります。

ダイヤモンドといえば、58面で構成されるラウンドブリリアントカットが１番ダイヤモンドの屈折率などからも美しいカットと定義されることが多く、大半のダイヤモンドのカットはラウンドブリリアンカットが用いられます。

 

 

カットグレードとは？

ダイヤモンドの外観やデザイン、
フィニッシュ(クラフトマンシップ)を基にダイヤモンドの全体的なカットの品質を
評価したもので4Cの中で唯一人の作業によりランクが変わります。

 

実は4Cの中の『カット』は、4Cには最初はないグレードでした。

理由は人の手により加工される為、カットパターンやスタイルも無制限にある事により、人的要素に左右される唯一の項目の為、

「どのバランスが良い一概に言えなかった」のが理由です。

 

ダイヤモンドの『カット』と、グレーディングの『カット』との違い

一般的な名称であるダイヤモンドの『カット』とは、【カットスタイル】と【ファセットパターン】の２つを指します。

 

カットグレーディングでいう『カット』とは、カットの品質を指します。

グレーディング出来るダイヤモンドは、スタンダードなラウンドブリリアントカット（一般的によく目にする形)で、尚且つカラーグレードのD~Zに収まるダイヤモンドカラーのみです。

4Cの中で、唯一人の手が関わる『カット(カットの等級)』は、
下記にある様にExcellent / Very Good / Good / Fair / Poorの、
相対的な5段階評価で表します。

 

 

 

このように合計５８面にてカッティングされているカットをラウンドブリリアントカットと指します。

 

そこには、懸命かつ貪欲に美を追求する試行錯誤の歴史がありました。
ダイヤモンドのみ、他の宝石決定的に違う点は『品質評価基準がある』ということですが、複雑なランク区別や定義がある為、日々鑑定を行う私たちでも理解が難しいこともあります。

 

 

 

次にダイヤのカットデザインをご説明

ラウンドブリリアントカット以外にもダイヤモンドの美しく表現するカットの種類がありますので、その一例をご紹介します。

【１】シェイプ

フェイスアップから見たアウトラインの形

シェイプとは輪郭のことを指しますが、丸い形（ラウンド）ハートや舟形など様々な種類がございます。

下記には代表的なカットをご紹介します。

 

ハートシェイプ

ハート型のカット方法です。ラウンドブリリアントカットの変形型で58面にカットされます。

そのため、美しく見せるために重要な屈折率も大幅に損なわれることがない為、とてもキュートで美しく見えるカットになります。

ただ、輪郭は人の手を使って慎重に研磨する必要があり、研磨工の技量によって美しさは左右されます。理想とされる形としては正方形に収まることが重要になります。

 

マーキスカット

58面、もしくは18面でカットされ、舟の形をしています。

こちらも屈折率などの関係からとても綺麗にダイヤモンドを活かすことができる、カットの種類になります。

現在でも大変人気なカットで、どんなジュエリーでも美しく大変人気なカットになります。

 

ペアシェイプカット

ラウンドブリリアントカットの変形型で、58面でカットされます。名前の由来は、西洋梨（ペア）に似ていることからこの名がつきました。他にも、涙の雫を連想させる幻想的な形であることから、ティアドロップカットとも呼ばれています。

ペアシェイプカットはカラット数より見た目が大事です。縦幅が同じペアシェイプカットのダイヤモンドでも、横幅が大きければ価格は倍以上になります。
従って、ペアシェイプカットのダイヤモンドを購入する際は、細身で大きく見える物を選ぶのが得策だと言えます。

 

 

代表的な３種種類のカットをご紹介しましたが、そのほかにもクロスの形や、動物などに似せたカットなど種類は無数に存在しますが、ダイヤモンドの取引の際に重要なことは、

ラウンドブリリアントカット以外の種類のダイヤモンドはラウンドに比べ、とても悲しいことに３０％～６０％減少してしまいます。

ただ、どのカットのダイヤモンドも永遠の輝きがあるものですので、大切にされてください。

 

売却の際の注意事項

 

最後に今回はカットについてご説明致しましたが、ダイヤモンドのカットは無数に種類が存在し、メジャーであるラウンドブリリアントカットも判定基準がとても複雑なのが現状です。

そのため、売却などをお考えの際は鑑定書などがない場合はしっかりとしたプロが在籍しているお店にて行わないければ、皆様の損失は計り知れないものになります。

ダイヤモンドの判定は４Cを基準にし、カラット、カット、クラリティ、カラーこちらが組み合わさって適正な価格基準があります。

そのことが他の宝石と１番の違いになりますので、重複した内容ですが、しっかりしたプロのいるお店での売却を行っていただきますよう願います。

宝の蔵は上場企業様複数の社員向け福利厚生サービスにも認定されておりますので、適正価格にてお買取りを致します。